「〜することで〜支払うコスト-Xで進化できる」効果の正体
リボルモン・城木明日奈・ブラックテイルモンに共通する「進化させる効果」
BT25-092「城木明日奈」、BT6-060「リボルモン」、BT25-082「ブラックテイルモン」など、「〜することで〜支払うコスト-Xで進化できる」と書かれた効果は、起動型効果として「進化させる効果」を発揮します。複数同時発揮の可否や、進化条件を無視する効果との組み合わせなど、実戦で問われる論点を整理します。
「〜進化できる」と「〜進化させる」の違い
「〜することで」は任意処理条件
効果文の「〜することで」は任意処理条件(総合ルール 15-7-1)です。
■ そこで指定されている処理(このテイマーをレスト、進化元から破棄、手札を破棄等)を実行することを選択した場合のみ、それ以降の効果が発揮できる
■ 実行しなかった場合、その後の「〜支払うコスト-Xで進化できる」は発揮されない
詳細は別記事「『〜ことで』と『〜さらに』:効果が連鎖するかしないか」を参照。
■ そこで指定されている処理(このテイマーをレスト、進化元から破棄、手札を破棄等)を実行することを選択した場合のみ、それ以降の効果が発揮できる
■ 実行しなかった場合、その後の「〜支払うコスト-Xで進化できる」は発揮されない
詳細は別記事「『〜ことで』と『〜さらに』:効果が連鎖するかしないか」を参照。
実例①:複数同時には発揮できない(BT25-092 Q6435)
実例②:「進化条件を無視」と組み合わせる(BT25-082 Q6390-Q6392)
BT25-082「ブラックテイルモン」の【お互いのターン】効果:「『三銃士』の記述がある自分のテイマーがいる間、このデジモンは特徴「三銃士」を持つデジモンカードに進化条件を無視して進化コスト4で進化できる」
■ 「進化条件を無視」と「進化コスト4で進化」が同居
■ アーツ進化と組み合わせて使用したデュアルカード(「フライバレット」等)に進化させることもできる(Q6390)
■ 相手のカウンタータイミングに「ベルスターモンACE」に進化させることもできる(Q6391)
■ 「P-108 ウィズダム・トレーニング」などの進化させる効果と同時に発揮することもできる(Q6392)
詳細は別記事「『進化条件を無視して進化』を正確に理解する」を参照。
■ 「進化条件を無視」と「進化コスト4で進化」が同居
■ アーツ進化と組み合わせて使用したデュアルカード(「フライバレット」等)に進化させることもできる(Q6390)
■ 相手のカウンタータイミングに「ベルスターモンACE」に進化させることもできる(Q6391)
■ 「P-108 ウィズダム・トレーニング」などの進化させる効果と同時に発揮することもできる(Q6392)
詳細は別記事「『進化条件を無視して進化』を正確に理解する」を参照。
実例③:「手札の」指定の有無で進化先が変わる(BT6-060 vs BT25-082)
同じ「〜進化条件を無視して〜進化できる」効果でも、効果文に「手札の」と場所指定があるかどうかで結果が変わります。
■ BT6-060「リボルモン」:「このデジモンは**手札の**特徴「三銃士」を持つデジモンカード1枚に進化条件を無視して進化コスト6で進化できる」 → 「手札の」指定があるため、使用中のオプションカード(領域に属さない=9-1-4/9-1-5)には進化できない
■ BT25-082「ブラックテイルモン」:「このデジモンは特徴「三銃士」を持つデジモンカードに進化条件を無視して進化コスト4で進化できる」 → 場所指定がないため、アーツ進化対象に進化できる
効果文の「場所指定」が決定的です。
■ BT6-060「リボルモン」:「このデジモンは**手札の**特徴「三銃士」を持つデジモンカード1枚に進化条件を無視して進化コスト6で進化できる」 → 「手札の」指定があるため、使用中のオプションカード(領域に属さない=9-1-4/9-1-5)には進化できない
■ BT25-082「ブラックテイルモン」:「このデジモンは特徴「三銃士」を持つデジモンカードに進化条件を無視して進化コスト4で進化できる」 → 場所指定がないため、アーツ進化対象に進化できる
効果文の「場所指定」が決定的です。
総合ルール 4.0 該当箇所
・15-7-1(任意処理条件「〜することで」)
・15-8-4-1〜2(起動型効果)
・8-1(進化全般)
・8-1-2-2(進化条件を無視)
・14-14(効果による数値修正)
・9-1-4/9-1-5(使用中のオプションカードは領域に属さない)
判定の手順:
① 「〜することで」の条件を実行するか選択する(任意処理条件)
② 実行を選択したら、「〜支払うコスト-Xで進化できる」が起動型効果として発揮
③ 複数枚あっても同時発揮はできず、1つずつ宣言する
④ 効果文に「手札の」等の場所指定があれば、その領域からのみ進化先を選べる
⑤ 「進化条件を無視」と組み合わさっている場合は、進化条件は参照しない
・15-8-4-1〜2(起動型効果)
・8-1(進化全般)
・8-1-2-2(進化条件を無視)
・14-14(効果による数値修正)
・9-1-4/9-1-5(使用中のオプションカードは領域に属さない)
判定の手順:
① 「〜することで」の条件を実行するか選択する(任意処理条件)
② 実行を選択したら、「〜支払うコスト-Xで進化できる」が起動型効果として発揮
③ 複数枚あっても同時発揮はできず、1つずつ宣言する
④ 効果文に「手札の」等の場所指定があれば、その領域からのみ進化先を選べる
⑤ 「進化条件を無視」と組み合わさっている場合は、進化条件は参照しない
ポイント 「〜することで〜支払うコスト-Xで進化できる」は、任意処理条件+起動型の「進化させる効果」。複数同時発揮は不可、効果文の「手札の」等の場所指定は無視できない、「進化条件を無視」とは組み合わせ可能。3つを区別すれば挙動が読める。


