「ターン終了時にアタックできる」効果が、複数体いても1体しかアタックできない理由
≪ヴォルテクス≫・大門大&アグモン・ティラノモン進化元の処理ルール
≪ヴォルテクス≫を持つデジモンや、AD1-021「大門大&アグモン」の【自分のターン終了時】効果が複数あるとき、「全員アタックできる!」と思いがちです。しかし実際には1体しかアタックできません。原因は「同時誘発の処理順」と「総合ルール 11-2-4 アタック中に新たなアタック宣言はできない」の組み合わせ。仕組みを理解すれば、デッキ構築・プレイの判断が変わります。
まず結論:1体だけアタック、残りは"アタック以外"が発動
「ターン終了時にアタックできる」効果を持つカードが複数体(または同じ進化元が複数)ある場合、ターン終了時に全部の効果が同時誘発します。しかし──
■ 実際にアタックできるのは「1体目」のみ
■ 2体目以降は「アタックする」部分の発揮に失敗する
■ ただし「アタック以外の部分」(デジモン化・DP+・≪速攻≫の付与など)は2体分ちゃんと発動する
これは公式ルールから導かれる正しい挙動で、バグでも見落としでもありません。
■ 実際にアタックできるのは「1体目」のみ
■ 2体目以降は「アタックする」部分の発揮に失敗する
■ ただし「アタック以外の部分」(デジモン化・DP+・≪速攻≫の付与など)は2体分ちゃんと発動する
これは公式ルールから導かれる正しい挙動で、バグでも見落としでもありません。
原因①:同時誘発した効果は順番に解決する
【自分のターン終了時】(15-16-12-1)も、≪ヴォルテクス≫(16-33-1:「自分のターン終了時、このデジモンで相手のデジモンにアタックできる」)も、ターン終了時に誘発する誘発型効果です。
複数体のデジモンが同じ条件で誘発条件を満たした場合、「同時誘発」となり、ターンプレイヤーが発揮順を決めて1つずつ解決していきます。
このとき、1体目の効果が「アタックする」を選んだ瞬間、その1体のアタックが始まります。
複数体のデジモンが同じ条件で誘発条件を満たした場合、「同時誘発」となり、ターンプレイヤーが発揮順を決めて1つずつ解決していきます。
このとき、1体目の効果が「アタックする」を選んだ瞬間、その1体のアタックが始まります。
原因②:アタック中は新たなアタック宣言ができない(11-2-4)
総合ルール 11-2-4 にこう書かれています。
「アタック中、新たにアタック宣言をすることはできません。(例:アタック中、≪進撃≫の効果で新たにアタック宣言をすることはできません)」
1体目がアタック宣言した瞬間、そのアタックが完全に終了するまで(カウンタータイミング → ブロックタイミング → 成立の確認 → アタック終了時)、他のアタック宣言は禁止されます。
2体目の発揮待ち効果は順番が来た時、「アタック中のためアタック宣言できない」状態となり、アタック部分は発揮に失敗します。
「アタック中、新たにアタック宣言をすることはできません。(例:アタック中、≪進撃≫の効果で新たにアタック宣言をすることはできません)」
1体目がアタック宣言した瞬間、そのアタックが完全に終了するまで(カウンタータイミング → ブロックタイミング → 成立の確認 → アタック終了時)、他のアタック宣言は禁止されます。
2体目の発揮待ち効果は順番が来た時、「アタック中のためアタック宣言できない」状態となり、アタック部分は発揮に失敗します。
実例①:AD1-021「大門大&アグモン」が2枚(Q6110)
実例②:BT14-013「ティラノモン」進化元(Q2378)
実例③:≪ヴォルテクス≫を持つデジモンが複数体(16-33-1)
プレイ上の応用ポイント
総合ルール 4.0 該当箇所と判定の手順
判定の手順(迷ったらこの順):
① 「ターン終了時にアタックできる」効果は誘発型効果か?(15-16-12-1/16-33-2 YES)
② 複数体が同じタイミングで誘発条件を満たしたか?(同時誘発として処理)
③ 1体目がアタック宣言した時点で、2体目以降は11-2-4に抵触する
④ 効果文の「アタック以外の部分」は2体分発動する
⑤ ≪ヴォルテクス≫等の任意処理なら、発揮しない選択肢もある(16-33-3)
該当条文:
・15-16-12-1(【自分のターン終了時】効果のタイミング)
・16-33-1・16-33-2・16-33-3(≪ヴォルテクス≫=誘発型・任意処理)
・11-2-3(アタック宣言は1回1体だけ)
・11-2-4(アタック中に新たなアタック宣言は不可)
・15-8-3(誘発型効果の同時誘発と解決順)
① 「ターン終了時にアタックできる」効果は誘発型効果か?(15-16-12-1/16-33-2 YES)
② 複数体が同じタイミングで誘発条件を満たしたか?(同時誘発として処理)
③ 1体目がアタック宣言した時点で、2体目以降は11-2-4に抵触する
④ 効果文の「アタック以外の部分」は2体分発動する
⑤ ≪ヴォルテクス≫等の任意処理なら、発揮しない選択肢もある(16-33-3)
該当条文:
・15-16-12-1(【自分のターン終了時】効果のタイミング)
・16-33-1・16-33-2・16-33-3(≪ヴォルテクス≫=誘発型・任意処理)
・11-2-3(アタック宣言は1回1体だけ)
・11-2-4(アタック中に新たなアタック宣言は不可)
・15-8-3(誘発型効果の同時誘発と解決順)
ポイント 「≪ヴォルテクス≫2体並べたら2回アタックできる」は誤解。アタックは1回のみ、ただしDP+・≪速攻≫付与・トークン生成などの"アタック以外"の処理はちゃんと2体分発動する。効果文を「アタック部分」と「それ以外」に分けて読むのがコツ。

